美と芸術

ベニスに死す
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
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本日返す予定の、最後のDVD。
ようやく全部見ることが出来ました。

ルキノ・ビスコンティ監督の名作。
タージオ役のビョルン・アンドルセンがまるで天使のように美しいです。

カットすべてがまるで絵。完成された絵です。美しい。

この作品を見る前は、少年と中年男性の恋愛ものかと思っていました。
でも、そんな下世話な作品ではなかった。

芸術家とは何か、美とは何かを追求するがあまり
自分自身をも追い込んでしまった作曲家。
身も心もずたずたになって、保養のためにベニスの地に降り立ちます。
そこで出会った美少年・・・

美とは、努力して作るものではなく、『在る』ものなのだ。

自分にはない、素のままの美。
なんとか釣り合いを取ろうとする作曲家。
若々しくするために髪を染め、おしろいをぬり、口紅をさし、胸に花を飾り・・・
そして美少年をそっと見守ろうとする。
・・・その様子が、あまりにも切なく、悲しい。

ゆったりと流れる時間、美しい都ベニス。
映画を観ながら、私もその土地にいるような気分でした。
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by cayos | 2005-11-18 23:17 | 映画

ずっと放置してました!ちょっとずつまた更新しようと思います。


by cayos