カテゴリ:詩( 7 )

愛しくて、たまらない。

そばにいないと、乾きを感じる。
あなたは、水。
私を潤して欲しいの。
ごくごくと飲み込んでしまいたい。
[PR]
by cayos | 2005-08-08 23:57 |

忘れる、ということ。

あのころ、1日たりともあなたを想わない日は無かった。
今ではあなたの横顔すらも思い出せない。

あなたをかたどった真空に
徐々にモノが浸食し
世界が再構築されていく。
きっと、これが「忘れる」ということ。

そんな日々の中、
唐突にあなたを思い出した。

瞳の強さ
心地よい声
広い背中
日だまりの匂い
あなたを見上げた視線の角度さえ

きっと、最後の悪あがき。
でもやがて 人混みの中にまぎれて消えた。

私はようやくこの恋に
さよならを 告げた。
[PR]
by cayos | 2004-12-08 00:45 |

小さな1コマ

隣の部屋のラジオから「ふるさと」が流れた
それに合わせて母が歌い
やがて父の鼻歌が その歌にハモった

今と言うこの瞬間(とき)が そう遠くない未来には
確実に 思い出となることに気づいてしまったから
私はこっそり 涙を流した
[PR]
by cayos | 2004-11-28 18:50 |

カラス

ぼくは 泣けないカラスです
ぼくは 泣けないカラスです

喜怒哀楽 いろんな気持ちがあるけれど
苦しいのは キライです
辛いのは ゴメンです

他人のためには うっとりするような声で鳴きます
美しいものを見ては ため息混じりに鳴きます

でもぼくは ぼくのためには泣きません
ヒナのときに ガマンを覚えて
それから泣きかたを 忘れました

ああ、違う。

ぼくは黙って 泣くんです
カァ~無し 哀し と泣くんです
[PR]
by cayos | 2004-11-27 00:13 |

いたい

熊手がガサガサ 私の内部を引っ掻き回す

いたい いたい

どうせなら それをこそいで取ってしまえ
海の中に投げ入れて 魚のエサにしてしまえ

どうして痛みなんて あるのだろう
お気楽極楽 ラララ♪で過ごせれば
人生 楽しくやれるのに

・・・とも思うけど
痛い=居たい
ここにいる ってことだから
生きている ってことだから

だんごむしみたいに丸まって
痛みを抱えたまま 眠ってしまおう
昔 母の胎内でとったあのポーズで

そうすればきっと もういちど生まれることが出来るはず
人は いたみを抱えたまま 生まれて 眠る
[PR]
by cayos | 2004-11-24 00:38 |

見えない翼

(電車の中で勢いに任せて書いた詩です。)

僕らは見えない翼を持っている
幼い頃は自由に飛べた
怖いもの知らず 無鉄砲に
遠く遠く 空の彼方まで

僕らはいつの間にか飛ぶのをやめた
イカロスの神話を恐れて
重力にあらがうことなく
堅実なる一歩が大事なのだと
自らに 言い聞かせて

僕らは翼あることを忘れた
空へ想いをはせるだけ
心のどこかがヒリヒリするのは
無理矢理押し込めた 記憶のせい

でもね ほんとは今だって
飛ぼうと思えば飛べるんだ
翼は退化なんてしていない
勇気1つあればいい

僕らは見えない翼を持っている
思ったよりも 世界は寛容
飛びたきゃ飛んで いいんだよ
遠く遠く 夢の彼方まで
[PR]
by cayos | 2004-11-22 22:00 |

森林のこだま

(↓に書いた、ベンズ・カフェで朗読したものです。 お友達との共作です。)

眠りから覚めたばかりの 草花たちの吐息が 細胞の隅々にまで行き渡る
水の魂はしずくになって 花は息を吹き返す
” 連れてって 私を  花たちの咲く、あの森へ ”

遥か遠くに見える光の束は まばたきの間に目の前に
広がる光の束は いつかあの人の声に呼ばれた 記憶の水先案内人
光呼ぶ声のする方へ 声呼ぶ方へと 木霊は飛ぶ

” 行こうか? ”と 左足を一歩前へ出してみる
とその瞬間 木霊はしゃぼんの泡になり 音もなく はじけて消えた

私は今 光吸う木霊の中
森の中の海原なら まだ一度も出会ったことのない 真珠の貝殻が見つかるはず
その真珠の玉を 1つ1つ拾って 見えない糸でつなぎ 君に贈ろうと思うんだ
森林の木霊の 真珠の首飾りを
[PR]
by cayos | 2004-11-22 21:56 |

ずっと放置してました!ちょっとずつまた更新しようと思います。


by cayos